沖縄では陶芸品のことを方言で「やちむん(焼物)」といいます。ぽってりとした厚みとおおらかな絵付けや模様が特徴的ですが、工房によって作風が違い、オリジナリティのある作品が数多くあります。読谷村には70を超えるやちむん工房が存在します。今回は一部ですが、村内やちむん工房の作品をご覧いただき、素敵なやちむんとの出会い、いつか読谷村に直接足を運んでいただくキッカケになれば幸いです。
家族でヤチムンを作陶する工房。珍しい掻き落としによる唐草模様の作品が特徴的。
祖父の金城次郎氏の魚紋を踏まえ、ハイビスカスなどの花の線彫りと絵付けも魅力。
イッチン技法を使った可愛らしい絵付けや、琉球ガラスを使用した皿が特徴的。
普段の生活の中での使いやすさをモットーに、白くてシンプルな食器をコツコツと製作している。
伝統的な技法を用いながら、ワイングラスなど現代にもなじむようなモノ作りを目指している。
壺屋陶器事業協同組合に所属。伝統的な技法を取りながら、時代に求められるものを作陶。
伝統的な技法にこだわり過ぎずに、自分らしい表現を大切に制作している。
沖縄でヤチムンを学び、県外では磁器を修行。焼き締めによる酒甕、日曜雑器を多く手掛ける。
沖縄の自然を感じさせる色合いや絵付けが特徴。食器、シーサー、表札なども作陶している。
夫婦で営む工房。カップを中心に作陶し、魚や動物が微笑んでいるような絵付けが印象的。